暗記 効率化

記憶力には差がない

記憶力の良し悪しは、人によって個人差があると思われがちですが、実は人間の記憶力にはそれほど差がありません。暗記の得意な人は、記憶力がいいと言うより、効率的な暗記の方法を知っている人だと言い換えることができます。

「自分は記憶力が悪いから勉強が得意でない」と思い込んでいる人は多いですが、実際には秀才と呼ばれる人とそうでない人の間に記憶力の差はほとんどないと考えられています。

心理学者のエビングハウスが考案した忘却曲線によれば、人間は覚えたことの半分以上を3時間後には忘れてしまいますが、48時間後まで忘れなかったことは記憶として定着するそうです。このことからも分かるように、人間の記憶は時間がたつほど定着しやすい性質を持っているため、この性質を理解して暗記の方法に取り入れることで、必要なことを効率良く記憶することができると言うわけです。

以上のことを踏まえて考えると、一夜漬けはあまり効果のない暗記方法であることが分かります。一晩かけて覚えたことでも、3時間後にはその記憶の半数がなくなってしまうわけですから、睡眠を削ってまで一夜漬けをすることにはあまり意味がないと言えるでしょう。

では、効率的な暗記方法とはどのようなものなのでしょうか。記憶を定着させるためには、48時間覚えていることがポイントですから、1度覚えたことを翌日復習することで、完全な記憶として定着させることができるはずです。この暗記方法はテストの時だけでなく、仕事や他のことにも活用できますから、ぜひ様々な場面で利用してみてください。